ランドックの刻印 グイン・サーガ 119 栗本薫 ハヤカワ文庫JA

本を読み終わってここまで呆然としたのは久しぶりというかこのわき上がる感情をどう表現すればいいかわからないというか。


だってさ
ノスフェラスで目覚めたのも、イシュトヴァーンと戦ったのも、スカール、フロリー、スーティー、アストリアス、リギア、ブランと出会ったのも、コングラスに寄ったのもマリウス一座で大受け取ったのも、そしてあれだけ引っ張りに引っ張ったタイスでのこともすべて(タイス伯爵になったマーロールとの奇妙な縁も、ドーカスの忠誠も、そして何よりもあれだけの死闘を演じたガンダルが浮かばれないったらありゃしない)リセットっていったい。

正確に言うとその前のアモンとのことも、古代機械のことも、そしてナリスに出会ったことさえも……。

巻数にすると39巻、年数にすると6年半になんなんとする出来事のすべてがグインの記憶の中からきれいさっぱりリセットという恐ろしい展開。


いや、物語の構成的にこれは最初からの予定だったことはわかる、それはわかるんだけどそれだったら記憶喪失からこっちここまで長くすることないだろうに。

もちろんそれが栗本薫であると言ったらそれまでなんだけど、それにしてももうちょっとなんとかならなかったのかとつい思っちゃうんだよね……あとがきで初めて知った作者の「下部胆管癌」による入院と手術という現実を前にすると特に。


とりあえず慌ててサイトを見に行ったら無事退院されたということでひとまずは一安心なんだけど、小説と現実のダブルショックで途方に暮れてるのが現状だったりする。



ランドックの刻印―グイン・サーガ〈119〉 (ハヤカワ文庫JA)
栗本 薫
早川書房
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ちなみに天狼星通信オンラインの新刊情報によると、120巻は「旅立つマリニア」(4月上旬発売)とのこと。
とはいえ、前回はタイトル違ってたんで確定じゃないかも。


クリスタルの再会 グイン・サーガ118の感想はこちらから
サイロンの光と影 グイン・サーガ121の感想はこちらから 

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読書感想 グイン・サーガ 119
Excerpt: グイン・サーガ119巻 『ランドックの刻印』 の感想です。 前回長い長い旅を終え、ついにパロに到着したグイン一行。 今回はパロでどんな事件が待っているのでしょうか。 ネタバレ注意!
Weblog: 少年、グリグリメガネを拾う
Tracked: 2008-02-12 23:27