きつねのはなし 森見登美彦 新潮社

京の骨董屋を舞台に緩やかにつながりあう四つの物語を収めた完成度の高い連作ホラーファンタジー。


前作『四畳半神話大系』、デビュー作『太陽の塔』とは雰囲気をがらりと変えた異色作ということもあり最初は面食らったものの、その端正な語り口、古都の裏側に潜む闇をかいま見せる手つきの巧みさなど、あらためて作者のポテンシャルの高さを感じさせる傑作に仕上がっています。


実際、『夜は短し歩けよ乙女』よりこちらの方が直木賞的には可能性あったんじゃないかと思うのは僕だけだろうか。





きつねのはなし
きつねのはなし
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森見 登美彦
新潮社
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森見登美彦『太陽の塔』の感想はこちらから
森見登美彦『四畳半神話大系 』の感想はこちらから



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この記事へのコメント

  • きりり

    私はこの本から読み始めたので、次の太陽の塔に驚きました たしかにこちらの方が賞に近いかもですね 何となくこの本嫌いだったんですよ でも今読み直すと違うように読める気がします
    2007年10月20日 22:24
  • TALKING MAN

    下世話な話、文藝春秋からこのレベルの小説を出せばいけるんじゃないかと>直木賞

    まあ、このまえの北村薫みたいな事もあるんで確実とは言えませんが^^;
    2007年10月21日 00:51

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