|
のだめカンタービレLESSON 124(ネタバレ) 三善アパルトマン。 鼻をかみ一息つくのだめ。 「どうしたの?のだめちゃん、とうとう千秋と別れましたか?」 「プロポーズしたんです、先輩に」 投げやりな表情で話し出すのだめ。 「え?」 「そしたら冗談と思われてスルーされました……」 「……結婚したいの?のだめちゃん、なんで?」 「子供でもできた?」 「そうじゃなくて……そうじゃないけどっ」 「自分でもわからないんです……なんでそんなこと言っちゃったのか」 「ただもう……疲れちゃったんです……学校とかピアノとか」 場面変わってウィーン、ジャンとババ抜きをする千秋。 「千秋、具合でも悪いの? 今日ずっと変よ! ボ〜っとして、ジャンのいいなりだし」 ゆう子に心配される千秋。 電話したほうがいいのか でも あれが本気だったとしてどうする!? いや……本当はあの時一瞬「あコイツ逃げた」そう思ったんだ だけど冗談だと思いたくて 「くそ! 最悪だな!」 いきなりトランプを叩きつけホテルを飛び出す千秋。 なんで今更!ここまで来てそりゃないだろう……のだめ! なんのために今まで…… 場面変わって再び三善アパルトマン。 「なるほどねぇ 千秋とRuiがのだめちゃんのやりたかったことやってくれちゃったから、もうやる気が出ないと」 「ちがいます、やりたいと思ってた以上のことをやられたんです」 ソファに気怠げに座るのだめ。 「特別なことじゃなくて……とても特別な…………もういいじゃないですか」 「のだめじゃなくたって先輩もみんなも……いくらでも」 「変なの、それだけいい演奏聴いたらもっとすごいのやってやろうって思えばいいのに」 「思いませんよ」 断言するのだめ。 「思わなきゃやっていけないじゃないですか」 「……どーせのだめはやっていけませんヨ」 「結局パリでも落ちこぼれ」 笑うシュトレーゼマンに 「落ちこぼれてまセン!!」 と強く言い返すのだめ。 「ちゃんと勉強してたしちゃんと正面から向き合いました!!」 「でも、だからなんだって言うんですか!」 「Ruiなんか子供の頃からそんなこと当たり前にやってきて……先輩も……わかってマス、自分は自分でもっと頑張ればいいって……」 「わかってるんです」 苦悩を露わにするのだめ。 「……のだめちゃんのピアノ、聴かせてよ」 「ちゃんと勉強してた成果、僕にも聴かせてくれる?」 ここでお別れか、それとも―――― 「最後に?いいですヨ」 半泣きのままピアノに向かうのだめ。 【ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番】 階下の長田 またあの後期のソナタ――雅之? ―「嘆きの歌」 疲れ果て心もない― 演奏を止めてしまうのだめ。 「最後のフーガは……なしですか」 のだめの予想を超えた実力に驚きを隠せない様子のシュトレーゼマン。 「のだめちゃん……正面から向き合うとどんなふうに楽しいのか……知りたくない?」 「のだめちゃんがやりたかったこと一度はやってみたいでショ、千秋のことなんか忘れて僕と一緒に行きますか?」 手をさしのべるシュトレーゼマン。 私はお前の伴侶になってお前に使えよう 差し出された手を掴まんとするのだめ。 地獄なんてたいしたことない たかがしれてる ヴィエラ指揮のオペラ「ファウスト」のリハを見学する千秋。 パリのホテル 「なんでこんな小娘とピアノ協奏曲!? ありえない!!」 ポテチをやけ食いするのだめを指さし絶叫するエリーゼ。 「ありえマース 今回ソリストとの共演もなかったしちょうどよかったデス」 フカヒレ・マーメイドジュースを片手にやたら上機嫌なシュトレーゼマン。 さらにボケるミルヒーに巨大な花瓶を持ち上げて怒りを示すエリーゼ。 「……なんで元気になってるんですか」 「こんなことなら公演直前まで死んだようにしてくれてればよかったのに……」 「……禁煙ってやればできるってことだネ」 「はじめの1ヶ月は死んだほうがマシだと思ったけどこの2・3日はもう霧が晴れるようにパァ〜と」 「おい……まさかそんな理由で今まで……?」 再び花瓶を持ち上げるエリーゼ。 「ノン! そうだけどノンっ」 「もう少し生きられそうだから」 シリアスな表情になるエリーゼ。 「見たいんだよ早く……」 ―かわいい娘の晴れ姿― やさぐれた表情でチュッパチャップスをくわえてるのだめを優しく見つめるシュトレーゼマン。 美しい音が聴こえるうちに―――― 鬱展開からの一気の上昇はこの作品のパターンみたいになってるとはいえ、さすがに今回にかぎっては即リカバリーは無理かなとも思ってたんだけど、いつも以上に豪腕なストーリーテリングが素晴らしかった。 今回はのだめ、そして千秋の心情が本人の口から詳細に語られたこともあってかなりわかりやすい展開になってるのもミソかと。 キャラクターとしてはやはりミルヒーに尽きるというか。 音楽家としての最後の仕事を果たすために、ミルヒーが水先案内人となり迷えるのだめを導いていくという展開に燃え、のだめへの深い愛情が伝わってくるラスト2Pで泣く。 前回こうなったらミルヒーに期待するしかないと書いたけど、まさかここまでやってくれるとは。 ただ気になるのは、雅之が全部弾いて出て行ったという後期の3大ピアノ・ソナタ、そして戯曲「ファウスト」を持ってくることによって千秋、そしてオクレール先生との決別を匂わせる伏線が敷いてあるところ。 千秋に関してはまあしばらく放置&悩ませておいてもいいとして、問題はオクレール先生&コンヴァトの方。 ミルヒーがちゃんと気を回して「ダメでーす、学校はちゃんと行きなさーい」とか言ってくれる、もしくは学校の方に話を通してくれて無事解決となれば万々歳ななだけどさ。 もしそうなったとしても、あれほど熱心に指導してくれたオクレール先生を裏切るような形になるのは間違いないわけで、これはもしかしてもうコンクールはやらないとか? だとすると 二ノ宮所長が以前日記に「あと少しだし、早く終わらせたいのですけどね。うん、あと少し。」と書いたのも頷けるというか、下手すると月1連載でも今年で終わりそうな気配が。 個人的にはのだめのコンクールは読みたいからそんなに先を急がなくてもいいのにとも思うんだけど、ある程度は心の準備をしておいた方がいいのかもしれない……寂しいけど。 それはそれとしてミルヒー&のだめのコンチェルトで何を演奏するのかというのも気になるところ。 ラフマ、ラベルはなんとなくない気がするから、やはりベートーヴェンか? 次号掲載は7/10日発売のNo.14号。 のだめカンタービレLESSON 123(Kiss.10号)の感想はこちらから のだめカンタービレの漫画、ドラマ、アニメの感想はこちらから のだめカンタービレ スペシャルBEST! posted with amazlet at 08.06.10 のだめカンタービレ エピックレコードジャパン (2007-12-19) 売り上げランキング: 64 |
| << 前記事(2008/06/10) | トップへ | 後記事(2008/06/11)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
Talking manさんのネタバレを毎回とても楽しみにしています。と言うのも私は日本以外の国に住んでいて、Kissを読めないからです(先月号は本当に読みたくて、日本の家族に買ってもらい送ってもらいましたが)。 |
メリコ 2008/06/11 02:30 |
私もいつも楽しみに読ませていただいています。 予想外の展開ですね。 このまま行くとおっしゃるとおりコンクールは無しでしょうかね・・。 あと、確か黒木君のコンクールにターニャが伴奏?という話がありましたよね。これはどうなったのでしょう? まだそのコンクールは先の話だったのですかね。 それから、今回の最後の部分、ミルヒーが聴覚を失うことの暗示でしょうか? 気になるところです。 |
のだめラブ 2008/06/11 12:44 |
TALKING MANさん先月はお返事ありがとうございました。 |
あひる 2008/06/11 22:50 |
>みなさま |
TALKING MAN 2008/06/12 22:05 |
Talking manさん |
伽羅 2008/06/13 02:48 |
いえいえこちらこそ。 |
TALKING MAN 2008/06/14 23:59 |
このネタバレに出会えて感激しました。立ち読みではチェックできなかった細かい描写まで、説明されていて、このネタバレを読んでから、またまた、本屋さんに走ったほどです。 |
さと 2008/06/17 01:17 |
>さとさん |
TALKING MAN 2008/06/17 23:00 |
| << 前記事(2008/06/10) | トップへ | 後記事(2008/06/11)>> |