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葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹を超える猫が暮らす通称・猫島で起こる奇妙な事件の数々。 『死んでも治らない』以来4年半ぶりになる書き下ろし作は、とにかく猫、猫、猫がいっぱいの猫ミステリ。 個性的な猫たちの描写はもちろん、謎解きにも猫が重要な役割を果たすあたり猫とミステリの相性の良さをあらためて再確認したというか。 もちろん人間たちも個性的、しかしこちらはいささかシニカルな描写が目立つところが実に若竹七海らしい。 とはいえ、全体的なリーダビリティは抜群、猫が好きな人にはもちろんそうでない人にも楽しめる実に読み心地の良いユーモアミステリーに仕上がってます。 ちなみに実はこの作品本格ミステリとしてもなかなか秀逸。 もし時間があれば、是非再読して周到に仕掛けられた伏線の妙を味わってほしいところ。 そうそう、一つだけ解明されない微笑ましい謎もあるんだけど、それは読んでのお楽しみということで。 猫島ハウスの騒動 (カッパ・ノベルス) posted with amazlet on 07.11.11 若竹 七海 光文社 (2006/07/21) 売り上げランキング: 100289 若竹七海『水上音楽堂の冒険』の感想はこちらから 若竹七海『古書店アゼリアの死体』の感想はこちらから |
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