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祝、第59回日本推理作家協会賞受賞ということでレビュー公開してみました。 構成が構成だけに思いきりネタバレしてるので、未読の人は注意してください。 今回の舞台は金沢……なんだろうな。これは凄い。構成的には『Q&A』に似てるんだけど、こちらのほうがよりミステリに近い。 ラストがまた意味深なんだが、緋紗子が示唆したというのは確かなんだろう。動機に母親が関係してるということなのか。満喜子が死んだのは、本当に熱中症なのか。その直前に逢っていた女性は誰か(語り手なのか、それとも元婦警なのか。子供を連れていたというのも謎)語り手というか新たなインタビュアーとなった順二の知人とは誰なのか。 とまあ、あいかわらず最後まで謎は謎のままなんだけど、読んでいると思わずくらくらとしてくるほど濃密な描写に圧倒されたことは間違いがない。 『夜のピクニック』とはまた方向性が違うのだが、この小説もまた恩田陸ならではの魅力に溢れている傑作。ちなみに装丁がめちゃくちゃ凝っている。 この小説のきっかけになったというヒラリー・ウォーの『この町の誰かが』は読んだような読んでないような。どっちだったかな。 関連リンク 日本推理作家協会賞、恩田陸氏ら4氏に 2005年5月読了。 ユージニア 『夏の名残りの薔薇』の感想はこちらから 『蒲公英草紙』の感想はこちらから 『クレオパトラの夢』の感想はこちらから 『MAZE』の感想はこちらから 『ネクロポリス』の感想はこちらから 『ネバーランド』の感想はこちらから 『チョコレートコスモス』の感想はこちらから 『麦の海に沈む果実』の感想はこちらから 『木曜組曲』の感想はこちらから
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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恩田陸『ユージニア』ミステリーとしては欠陥商品だがソフトなオカルトホラーなのかもしれない
恩田陸の作品を読むのはこれが初めてです。推理小説を読むつもりでした。売れっ子作家のしかも直木賞候補となった作品ですからいろいろと期待したくなります。 ...続きを見る |
日記風雑読書きなぐり 2006/05/25 13:09 |
再び、恩田陸『ユージニア』 神と悪魔に魅入られた母娘
この小説はあのラストでふれられた母娘の関係があまりにぼんやりしていることでフラストレーションを発散できないままに読み終えることになります。丸窓の狭い部屋は母が神に祈るための密室なのですが、娘を引き込んで娘の精神を恐怖で狂わせるなにかがあったことを暗示しています。 具体的になにが行われたのかは説明がありません。私はスティーヴン・キングの初期の作品で映画化されヒットした『キャリー』に状況の類似性を感じました。主人公キャリーの母親は狂信的なクリスチャンです。特に性的なものを病的にタブー視する... ...続きを見る |
日記風雑読書きなぐり 2006/05/25 13:10 |
ユージニア
恩田 陸 ユージニア ...続きを見る |
個人的読書 2006/05/30 23:33 |
『ユージニア』
[[img(http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31488880.jpg)]] ...続きを見る |
たいりょうのちょっと一息 2006/06/02 09:47 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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私は神と悪魔の境目を書いた宗教ホラーの印象を持ちました。キング原作のホラー映画「キャリー」は狂信的母親からの幼児体験が事件を起こしている設定でした。 |
よっちゃん 2006/05/25 13:04 |
TBありがとうございました。 |
indi-book URL 2006/06/01 19:42 |
初めまして、本ブログから立ち寄りました。 |
たいりょう URL 2006/06/02 09:48 |
TB、コメントありがとうございます。 |
TALKING MAN 2006/06/03 00:03 |
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